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正社員Webデザイナーとして1年働いてみた感想

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こんにちは、しずです!

わたしは未経験から正社員Webデザイナーとして転職して2021年8月で1年が経ちました。
2019年7月〜2020年3月までデジハリのWebデザインのコースで学び、2020年8月に都内の制作会社にWebデザイナーとして転職しました。

今日は未経験からスクルールで学び、ワンオペ育児をしながらWebデザイナーとして働いてみた1年間を振り返ってみようと思います!

未経験Webデザイナーに 必要だったこと

技術力とスピード感

わたしはデジハリで半年以上、デザインとコーディングを学びました。
カリキュラムは山盛りで、乳児を抱えながら時には睡眠時間を削ったりして時間を捻出してWebデザインを学びました。
卒業した時はhtml,cssを使って1サイト作れるようになっていたので、制作会社に入っても少しはやって行ける自信を持っていました。

しかし!!

実際に転職してみて、「スキルやスピード感は全然足りない」という現実にすぐに直面しました。
考えてみれば、スクールでは卒業制作で1サイト(6p程度)作るのに約3ヶ月もかけていました。
実際の制作会社の現場ではそんなにゆっくり作っていたら赤字になりますよね・・・。

ビジネスとしてWeb制作をするには、

  • デザインの引き出し
  • 実現するための技術力

が全然足りないことに転職後すぐに気がつきました。

(html,cssをちょっと知っているだけではお仕事できないんですね。)
サーバー、ドメイン、SEO、ライティング、WordPressなどなど。
「URLの正規化? リダイレクト設定? WordPressループ???」本当にわからないことばかりでした。

そこで、勤務時間は制作に集中して、終業後にも時間を作って勉強をすることにしました。

勉強時間

Webの業界は、流行り廃れや技術の移り変わりが激しいので、プロのwebデザイナーになったからといっても常に新しい情報や技術を学ぶ必要があります。
未経験から転職して知識も技術力も足りないので、自分で学ばないと進まないですね。

1日は24時間しかないので、「やらなければならないこと」で「やりたいこと」ができずに過ぎていくこともありますよね。
わたしはフルタイムで働き、ワンオペで家事・育児をする生活なので、自分の意思で自由にできる時間は限られています。
そこで、効率よく勉強をしていくために工夫をしました。
学習の工夫については以下の記事を読んで頂けると嬉しいです!

自走力 自分でなんとかしようとする粘り

「自走力」は本当に大切なんだな、と思います。
会社には10年以上のキャリアがあり、知識豊富な先輩方や同僚に教えてもらうことはできます。
しかし、先輩や同僚も自分の仕事を抱えており、教えてもらうだけでは業務は終わりません。
過去のデザインデータやコーディングデータを見せてもらって作り方を学んだり、検索して調べることも重要になります。
特にネット上には役に立つ技術を発信してくださっている方が大勢いるので、自分と同じところで困った際の解決方法を載せている方の記事を参考にしたりしました。
簡単にはできなくても諦めずに取り組むことで、次からは簡単にできるようになっていきます。

振り返ってみると、「あんな簡単なことに躓いていたのか」と思うことも多々あります。

素直に質問したり頼る力

先ほど「自走力」や「粘り」が大切だと書いたのですが、素直に聞くことも同じくらい大切だと思います。
自分で1時間調べても分からなかったことでも質問することで1分で解決できることもあります。
1日8時間の勤務時間を「自分で調べる」ために1時間もかけるより、素直に質問して1分で解決して進めてしまった方が時間的に考えてメリットがありますね。

また、わたしは30代で転職しましたが、先輩には10歳程若い方もいました。
snsで「年下の方に教えてもらうのはプライドがあって聞きづらい」という声を目にしたことがあります。
目的はわからないことを解決することなので、素直に質問したり頼ることも大事なことだと思います。

半歩、前のめりになる姿勢

少しだけ、半歩ほど前のめりになって取り組んでいくこと、コミュニケーションをとっていくことで、新しい案件にチャレンジするチャンスをもらえることもありました。
出過ぎると疲れてしまうかもしれませんのでちょっとだけ、半歩だけ前のめりになるのも良いかなと思います。

大変だったこと

先ほど、技術力やスピード感が足りないことに気がついたと書きましたが、大変だったことは多々ありました!

まず、

量が多い、納期が決まっている

スクールの卒業制作では1サイト(6p程度)のコーポレートサイトを3ヶ月かけて制作しました。
制作会社で実際に仕事をすると、そんなにゆっくり作ることはできません。
また、6p程度のサイト制作の案件もありますが、数十ページから数百ページの案件もあります。

例えば、商品の発売日が決まっていたりして納期が確定していても、お客様からの資料が遅れているためにディレクターさんからの指示も遅れて制作期間が短くなるということもあります。
納期が決まっているのに制作期間が短くなると、スケジュールを逆算して詰め込む必要があるのですが、そんな時でも更新保守案件が入るために日中の業務時間内に終わらない事もありました。
土日でLP5本コーディング・・・、土日に残り30ページのコーディング・・・、のような時期もありました。
徹夜したり休日もずっと仕事をすることは、家族にも迷惑をかけるし、自分のメンタルも健康も害することになるので、案件やスケジュールの管理は重要だと思い知りました。

一人で抱え込むのは無謀なので、自分の持ち案件をチーム内で明確にし、相談して協力するようにしました。
スクールで一緒に学んでいた同期のメンバーでフリーランスとしてお仕事を受けている方に会社と業務委託契約を結んで手伝ってもらったりして自分一人でできないことは助けてもらう体制を作って解決していきました。
周りの方に助けて頂いて本当に感謝しています。ありがとうございます。

デザイン制作無しでいきなりコーディング案件

デザインの無いコーディング案件が大変だな・・・と思います。
予算の少ない案件ではデザインなしでいきなりコーディングをして作っていくという案件がありました。
テンプレ制作案件と言いながら、Bootstrapを使って実際に作ると「ここのデザインを変えて欲しい」「色は・・・」「背景は・・・」「余白は・・・」などの要望に対応していたらいつの間にかオリジナルデザイン、オリジナルカスタマイズのサイトが出来上がります。

デザインを作らなくても背景やパーツはPhotoshopやIllustratorで作って・・・入れてみて、お客様からやっぱりイメージと違ったので修正が入り結局デザイン作っておいた方が効率良かったのでは・・・と思いました。
このような案件もこなすことで対応力が磨かれていったので経験としては良かったかと思います。

コーディング完了後にデザインやコンテンツの修正依頼

制作の手順として以下の流れで、各工程でお客様に確認を取ってOKが出てから次の行程に進むという流れが多いと思います。

■ヒアリング、資料ご提出
  ↓
■ワイヤーフレーム確認OK
  ↓
■デザイン確認OK
  ↓
■コーディング
  ↓
■公開(納品)

コーディング完了後に「やっぱりコンテンツ変えたい」、「デザイン変えたい」という事もあります。
それぞれの行程でしっかりコンセンサスをしっかりととっておかないと戻ってやり直してを繰り返して大変な工数がかかることになります。
しっかりと確認してお客様の合意を頂くことが大切ですね。

まとめ

制作はやっぱり面白い

1年間、webデザイナーとして働いてみて大変なこともありましたが、「制作が面白い!!」が1番です。
熱中できること、できなかったことが出来るようになり、お客様のビジネスに役立てるのも嬉しいですね。

自分の携わったサイトが世に出ること、お客様のビジネスのお手伝いができることが嬉しいと思います。
また、コロナ禍によってオンライン化・ネットで販売する流れが大きくなり、webの重要性も増してきたので役立てる機会も増えてきました。

webデザイナーとしてできることが増えるとどんどん仕事も面白くなってきます。
2年目以降ももっとできることを増やしたり、技術を高めたりして世の中に貢献できるwebデザイナーになっていこうと思います!!
最後まで読んでいただきありがとうございました!!